住まいの終活ガイド|自宅と老後の資金
リバースモーゲージを理解する。
住み慣れた家を担保に、老後の資金を借りる。リバースモーゲージは住まいを活用する選択肢の一つです。毎月の負担、借入残高、亡くなった後の返済まで、家族の暮らしと一緒に考えましょう。
使える目的、利息の払い方、配偶者の継続、担保評価の見直しは商品ごとに異なります。契約内容を確認し、売却や住み替えなどとも比較することが大切です。
情報確認日:2026年10月10日
元本の返済時期を確認
利息と借入枠を見通す
死亡後の返済と住まいを共有
01|リバースモーゲージとは
家という資産を担保に、必要な資金を借りる。
リバースモーゲージは、自宅などを担保に借り入れ、元本の返済を主に死亡などの契約終了時まで据え置く仕組みの総称です。借り入れた時点で家を売却する取引ではありません。ただし、抵当権等の担保が設定され、将来の返済義務が残ります。
住み慣れた家で暮らしながら住宅改修などの費用を用意したり、住宅ローンの月々の負担を見直したりできる場合があります。一方、何に使えるか、いつ返すか、毎月いくら負担するかは商品で変わります。
月々の負担と、最終的な返済総額を分けて考える。
通常の住宅ローンは、毎月の返済で元本も減らしていくのが一般的です。リバースモーゲージでは元本が残り、利息を残高へ加える型なら債務が増えます。今月の支払が小さくても、長期間の総負担が小さいとは限りません。
「家を子どもに残したい」「夫婦のどちらかが亡くなっても暮らせるようにしたい」という希望を、返済計画と一緒に確認することが住まいの終活の出発点です。
02|3つの枠組み
同じ名前でも、生活費向けと住宅資金向けは別。
「リバースモーゲージ」という名前だけで、使えるお金の目的を判断しないでください。大きく次のような枠組みがあります。
| 枠組み | 主な目的 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 金融機関の一般商品 | 生活費・医療費・介護関連費・住宅改修など、認められた目的 | 用途、年齢、対象地域、利息の支払方式、借入期間、相続人同意などが商品ごとに異なります。 |
| リ・バース60 | 住宅の建設・購入・リフォーム、一定の借換え、一定のサ高住の入居一時金など | 住宅金融支援機構と提携する金融機関の住宅ローン。生活費や投資用物件の取得には使えません。 |
| 社協の不動産担保型生活資金 | 対象となる低所得高齢者世帯等の生活資金 | 所得・世帯・担保等の要件がある公的な貸付。一般型と要保護世帯向けを区別します。 |
リ・バース60は、住宅に関わる資金のローン。
申込窓口は取扱金融機関です。機構の枠組みでは原則60歳以上で、50〜59歳も融資限度などが異なる条件で対象になりますが、金融機関独自の年齢条件もあります。所有する住宅だけでなく、これから購入する住宅も対象になり得ます。
サービス付き高齢者向け住宅の一定の入居一時金に使える場合がありますが、すべての老人ホームの費用や、毎月の家賃・介護サービス費を自由に借りられるという意味ではありません。子世帯等の住宅取得などを含め、使途ごとの条件を確認します。
変動金利、固定期間選択、全期間固定の枠組みがあり、全期間固定金利タイプは2025年1月に導入されました。取扱金融機関で選べる金利タイプは異なります。固定期間選択は、借入期間すべての金利を固定するものとは区別してください。
03|返済方式と家計
利息を毎月払うのか、借入残高に加えるのか。
利息を毎月払う型。
リ・バース60などでは、毎月は利息を払い、元本を契約終了時に清算します。元本を別途返さなければ元本は残り、利用する年数が長いほど、払う利息の総額も増えます。固定資産税、火災保険、修繕費、マンション管理費等も、利息とは別に必要です。
利息を借入残高に加える型。
一般商品には、月々の支払をせず、利息を借入残高へ組み入れるものもあります。利息が無料になるわけではなく、最終的に返す残高が増え、追加で借りられる余力が減る場合があります。利息月払い型と、家計への影響を分けて比較しましょう。
金利が変わると、月々の利息はどう変わる?
架空の計算例として、元本1,000万円を一定に保ち、利息だけを毎月払う場合を考えます。追加借入・繰上返済・手数料等を含まない単純計算で、現在の商品の金利や融資条件ではありません。
| 仮定した年利 | 1年間の利息 | 月額に換算した利息 |
|---|---|---|
| 年3% | 30万円 | 2万5,000円 |
| 年5% | 50万円 | 約4万1,667円 |
計算式は元本×年利率÷12です。仮に年3%で20年間払い続けると、利息の合計は600万円となり、元本1,000万円は別に残ります。実際の金利、日割り、支払日、費用で額は変わります。この単利計算を、利息を残高へ組み入れる型にそのまま当てはめないでください。
04|年齢・収入・土地と建物
自宅があるだけでは、借入可能額は決まりません。
所有する家があっても、審査に通るとは限りません。年齢、収入、他の借入、土地・建物の所有関係、担保評価、所在地、物件の状態、同居者などを確認します。年金収入の方も申込対象となる商品はありますが、返済負担の審査があります。
売り出し価格・不動産会社の査定価格・金融機関の担保評価額・将来の売却額は、同じものではありません。担保評価額の全額をそのまま借りられるわけでもなく、当初使える借入枠と契約上の極度額が別に設定される場合もあります。
マンションは使えない?商品を分けて確認。
マンションに対応する商品も、戸建てに限る商品もあります。同じ金融機関でも、生活資金向けと住宅資金向けで条件が異なることがあります。
| 公式商品の例 | 物件・方式の違いとして確認できる点 |
|---|---|
| SMBCリバースモーゲージ(一般商品) | 戸建てが対象で、マンションは対象外。利息を残高へ組み入れる型です。 |
| 東京スター銀行「充実人生」 | 戸建て・マンションに対応。利払いの有無などの型で条件が異なります。 |
| リ・バース60を活用する住宅ローン | 戸建て・マンションに対応する取扱いがあります。金融機関の地域・物件・融資条件を確認します。 |
これらは2026年10月10日に確認した条件差の例で、商品を勧める順位や、網羅的な一覧ではありません。共有、既存の抵当権、借地、再建築の制限、相続登記未了などがある場合も、権利と物件の情報を示して金融機関へ確認してください。
05|3つのリスク
長く暮らす場合と、条件が変わる場合に備える。
1.長生きした場合:追加借入の枠と、利息の総額。
利用期間が長くなると、利息月払い型では総利息が増え、利息組入れ型では残高が増えて借入枠に近づきます。追加借入の年齢上限、契約更新の審査、利用可能額を確認し、資金を受け取れなくなった後の生活費も計画しましょう。
追加で借りられる期限と、元本を返す期限は別です。たとえば三井住友信託銀行の一定の商品では、80歳以降は新規借入ができなくなる取扱いがあります。それだけで「80歳で一括返済」「80歳で退去」とは読み替えられません。
2.金利が上がる場合:毎月の負担や、残高への加算。
変動金利型では、金利の見直しにより支払利息や残高へ加える利息が増える可能性があります。固定期間選択型は固定期間が終わった後の扱いも確認します。全期間固定を含め、利用できる金利タイプと費用を比較してください。
3.担保評価が下がる場合:再評価の仕組みは商品差があります。
再評価によって借入枠が減り、残高が枠を超えると生前の返済が必要になる商品もあります。東京スター銀行「充実人生」の公式説明では、極度額を毎年見直し、超過額について1年以内の返済が必要となる取扱いを案内しています。
一方、リ・バース60では、相場等の変動で担保価値が下がったことだけを理由に一部繰上返済を請求しないとされています。すべての商品を「評価が下がれば即返済」と説明することはできません。共同担保の解除など、別の事情で返済が求められる場合はあります。
出典:東京スター銀行「充実人生」、住宅金融支援機構「担保価値が下がった場合」のFAQ、三井住友信託銀行「不動産活用ローンの仕組み」
06|家を残すか、売って返すか
亡くなった後も、返済方法を決める手続が残ります。
死亡が契約終了となる場合、金融機関への連絡、契約・債務の確認、相続人や登記の手続、返済方法の決定などを進めます。連帯債務なら全員の死亡時が終期となるなど、契約形態で流れは変わります。
家を残して返す
相続人等の別の資金で返済できれば、担保を外して家を残す選択ができます。返済期限や登記などの手続は必要です。
家を売って返す
担保物件の売却代金を返済に充てます。家族の転居、売却事務、費用、返済期限の調整も考えておきます。
売却しても不足する
リコース型では残債務の返済が必要。ノンリコース型では、死亡後の売却による不足分を相続人に請求しない取扱いなどがあります。
リ・バース60等の考え方を整理した図です。連帯債務では全員死亡時が終期となるなど、契約で変わります。ノンリコースでも、生前の期限前返済や税負担等は別に確認します。
ノンリコースは、どの不足分を請求しないのか。
リ・バース60のノンリコース型では、契約者死亡後に担保物件を売却して返済しても不足した残債務を、相続人に請求しない取扱いがあります。リコース型は、残った債務の返済が必要です。全期間固定金利タイプのリ・バース60はノンリコース型のみの取扱いです。
これは「借りたお金を返さなくてよい」「家を無償で残せる」「相続の手続が不要」という意味ではありません。家を残したい場合は別の返済資金などを用意し、契約条件に沿って清算します。
ノンリコースでも、利息の支払遅滞等で生前に全額返済が必要になった場合、担保売却で不足した債務は本人の存命中には返済が必要と、機構の案内は注意しています。免除された残債務には、債務免除益として所得税等が生じる可能性もあります。
家族に引き継ぐのは、家の鍵だけではありません。
金融機関の連絡先、契約書、借入残高、返済期限、利息・延滞損害金、売却の担当、家財整理や転居の予定を一緒に残しましょう。返済と相続・税の判断は、金融機関と弁護士・司法書士・税理士等の担当分野に応じて確認してください。
07|契約と暮らしの変化
残された配偶者は、自動的に住み続けられる?
「夫が契約しても、妻は必ず一生住める」とは限りません。配偶者が連帯債務者なのか、連帯保証人なのか、債務を引き受ける審査が必要なのかで扱いが変わります。
| 契約や状況の例 | 確認したいこと |
|---|---|
| リ・バース60の連帯債務契約 | 一人が亡くなった後の返済継続を金融機関と確認。融資終期は債務者全員の死亡時となります。 |
| 配偶者への債務引受を扱う商品 | 所定の審査・手続が必要で、希望どおり継続できるとは限りません。 |
| 単独契約で、非連帯債務者の配偶者が住んでいる | リ・バース60には、継続居住希望の場合に物件処分による返済を死亡時から最長3年留保できる取扱いがあります。死亡後の延滞損害金が生じ、無期限の居住保証ではありません。 |
たとえば、みずほリ・バース60では同居配偶者を連帯保証人とし、契約者死亡後の債務引受には審査等を要すると説明しています。商品により契約の組み方が異なるため、配偶者の年齢と、片方の死亡後の年金・利息負担も事前に確認しましょう。
施設入所・長期入院・家を貸すとき。
契約後に住まいの使い方を変えると、届出・相談・契約条件の確認が必要になる場合があります。施設へ入る、子と同居する、家を貸す、売るという判断を、借入契約と切り離して進めないでください。リ・バース60の機構FAQも、施設入所や長期入院による転居では取扱金融機関への相談を案内しています。
判断能力が低下したときに誰が銀行連絡・支払管理・住まいの手続を担うかも、準備しておきたい点です。契約変更や財産処分には法的な権限の確認が必要になるため、家族なら当然に代行できると考えず、金融機関と法律専門家へ相談してください。
08|似た言葉を整理
借りる・売るで、所有権と月々の支払が変わります。
| 比べる点 | リバースモーゲージ | リースバック |
|---|---|---|
| 取引と所有 | 家などを担保に借りる。借入時に家の所有権を売却する取引ではありません。 | 家を売って代金を受け取り、その後は借りて住む。所有権は買主へ移ります。 |
| 暮らしている間の支払 | 利息を毎月払う型と、借入残高に加える型など。税金や維持費も確認します。 | 家賃を払う。家賃の改定、修繕負担、賃貸借の期間を確認します。 |
| 相続・終了時 | 死亡等の契約終了時に元本等を清算。家を残すなら別の返済資金などが必要です。 | 売却済みの家は自己所有財産として相続できません。賃貸借契約の承継や終了は別に確認します。 |
一般的な仕組みの比較です。個別商品の契約、家賃・費用、再契約・買戻し等の条件はそれぞれ確認してください。
リースバックは、家を売却する契約と、その家を借りる契約を組み合わせる取引です。借入の返済とは違い、その後の家賃を払い続けます。売却した家を買い戻せるか、再契約できるか、修繕は誰が負担するかも、契約次第です。
定期借家契約は期間満了で終了し、再契約の合意がなければ住み続けられません。「住める」と説明されたときは、何年間、どの契約で、どの費用を払いながら住めるのかを確かめましょう。
通常の売却と住み替え、住宅ローンの借換え、公的制度なども比較対象になります。今の家に住み続けたい期間、家族に残したい財産、将来の介護、毎月と総額の負担を並べて考えることが役立ちます。
出典:国土交通省「リースバックに関するガイドライン」、住宅金融支援機構「リ・バース60・リバースモーゲージ・リースバックの違い」
09|不動産担保型生活資金
生活費に困ったとき、公的な貸付も相談先の一つ。
生活福祉資金には、都道府県社会福祉協議会が実施する不動産担保型生活資金があります。民間のローンやリ・バース60とは、対象世帯や手続が異なります。
| 確認項目 | 一般の不動産担保型生活資金 | 要保護世帯向け |
|---|---|---|
| 主な対象 | 低所得の高齢者世帯。原則65歳以上、住民税非課税程度などの条件 | この貸付を利用しなければ保護を要すると認められる高齢者世帯など |
| 貸付限度の概要 | 土地評価額の70%程度、月30万円以内 | 土地・建物評価額の70%程度。集合住宅は50%。月額は生活扶助額の1.5倍以内 |
| 連帯保証人 | 推定相続人から選任 | 不要 |
| 貸付期間 | 死亡まで、又は貸付元利金が限度額に達するまで | 同左 |
これは給付ではなく貸付です。利率、担保、相続人への説明、配偶者の承継、契約終了後の返済、利用できる物件は、地域の社会福祉協議会で確認します。一般型のマンションの扱いなど、制度と地域の条件を一律に判断しないでください。
要保護世帯向けの判断には福祉事務所が関わります。自宅があるという理由だけで、生活保護などの相談を諦めないでください。住んでいる地域の社協・福祉事務所へ、家計と資産の状況を伝えて相談しましょう。
10|利用実績を読む
どれくらい使われている?公表数値の範囲を確認。
住宅金融支援機構が2026年8月28日に公表した資料によると、2026年4〜6月のリ・バース60全体は、申請256戸・実績222戸です。変動金利等タイプと全期間固定金利タイプを含む速報値です。
申請戸数は、取扱金融機関が機構へ住宅融資保険の付保や住宅ローン債権の買取りを申請した戸数。実績戸数は、融資が実行され付保・買取りが行われた戸数です。申請から融資実行までには時間差があり、この2つを割って審査通過率と考えることはできません。
この数字はリ・バース60の実績で、民間の一般リバースモーゲージや社協の貸付を含む、日本全体の利用件数ではありません。利用者がいることと、自分の家計・物件に合うことも別に確認しましょう。
出典:住宅金融支援機構「リ・バース60の利用実績等・2026年4〜6月分」(2026年8月28日公表・速報値)
11|金融機関へ持っていく質問
借りられるかの前に、暮らしが続くかを考える。
目的と家計
何に、いつ、いくら必要か。年金、預金、介護費、住宅の維持費を整理します。
商品と物件
資金使途、担保評価、使える借入枠、利息、契約終了条件を比較します。
家族と出口
配偶者の契約、死亡後の返済、家を残す希望と清算資金を確認します。
書面と引継ぎ
最新の説明書・契約を確認。契約書と連絡先、入院・死亡時の担当を残します。
これは相談前の準備手順です。融資承認や申込手順を保証する図ではありません。審査・借入条件・契約判断は取扱金融機関に確認してください。
契約前に確認したい10の質問。
- 必要な生活費・介護費・改修費に、この商品は使えますか。
- 金融機関の担保評価額、契約上の枠、最初に使える額はいくらですか。
- 利息は毎月払いですか、残高へ加えますか。10年・20年後の残高と総負担はどうなりますか。
- 金利が上がった場合と、夫婦の年金が一人分になった場合の家計を試算できますか。
- 追加借入の年齢上限、借入枠の終了、契約更新の条件は何ですか。
- 担保を再評価しますか。枠を超えたら、いつ、いくら返しますか。
- 死亡時の返済期限、売却事務、費用、利息・延滞損害金はどうなりますか。
- 配偶者は債務者・保証人・担保提供者のどの立場ですか。継続には審査が必要ですか。
- ノンリコースはどの場面の不足分が対象ですか。生前返済や税の取扱いはどうなりますか。
- 施設入所、長期入院、同居者の変更、賃貸、売却、繰上返済の条件と費用は何ですか。
家族と共有する、終活のメモ。
契約書と銀行の連絡先、現在の残高、支払口座、家の権利関係、固定資産税・保険・修繕等の負担、死亡時の連絡担当を残しましょう。相続人に説明や同意を求める商品もあります。必須条件は商品で異なりますが、後から家族が初めて借入を知る状況は避けたいものです。
住み続ける希望が強い方も、家を家族に残す希望が強い方も、最終的な清算方法と居住の計画を先に確認してください。借入条件・審査は金融機関、相続の法的手続は弁護士・司法書士等、税は税理士へ。住まいの現状、売却や住み替えの選択肢は、不動産会社へ相談できます。
このチェックは、公表資料から整理した相談準備の案です。借入申込みや契約を勧めるものではありません。最新の商品説明書・約款を読み、分からないところは書面で確認しましょう。
ご相談の前に
よくある質問
利用を考えるとき、特に誤解されやすい点を整理しました。
借りたときに、自宅の所有権を手放すのですか?
リバースモーゲージは、家などを担保に借りる取引で、借入時に所有権を売却する取引ではありません。ただし担保が設定され、死亡等の契約終了時には元本等の清算が必要です。リースバックでは売却により所有権が移ります。
毎月の支払は、本当に不要ですか?
商品によって異なります。リ・バース60は毎月利息を支払うのが基本です。一般商品には利息を借入残高へ加えて月々の支払をしない型もありますが、利息が無料になるわけではありません。税金・保険・維持費も含めて考えます。
リ・バース60で、生活費や介護費を借りられますか?
生活資金には使えません。住宅の建設・購入・改修、一定の借換えやサービス付き高齢者向け住宅の入居一時金などが対象です。生活資金向けの民間商品や公的貸付とは区別し、目的が対象か確認してください。
年金だけでも申し込めますか?マンションはどうですか?
年金収入の方やマンションを対象にする商品はありますが、年齢、所得・返済負担、物件、地域などの審査があります。戸建てに限定する商品もあり、所有しているだけで利用できるとは限りません。
配偶者は、契約者が亡くなった後も住めますか?
契約形態で変わります。連帯債務、保証人、債務引受審査、返済猶予等の条件を確認してください。リ・バース60の一定の最長3年留保の取扱いも、延滞損害金が生じる住み替え等の準備期間で、無期限の居住保証ではありません。
ノンリコースなら、家族に何も負担が残りませんか?
死亡後の担保売却で不足した残債務を相続人へ請求しない取扱いなどを指します。家を残すための返済、相続・売却手続、生前の期限前返済、税負担等は別に確認します。他の借入や保証義務までなくなるという意味でもありません。
借入枠が尽きると、すぐ退去しなければいけませんか?
追加借入の停止と、返済期限・退去は同じではありません。ただし、借入残高が枠を超えた場合の返済や契約更新等の条件は商品によって異なります。追加資金を得られなくなった後の生活費と、契約上の扱いを確認してください。
相続した家を残すことはできますか?
相続人等が別の資金で契約上の返済を行える場合など、家を残す選択ができることがあります。家だけを借入金から切り離して引き継げるわけではないため、残高、期限、返済資金、担保・登記手続を確認します。
金利や担保評価のリスクは、全部の商品で同じですか?
同じではありません。全期間固定と変動・固定期間選択で金利の扱いが異なり、担保再評価や枠超過時の返済条件も商品差があります。リ・バース60は担保価値下落だけを理由に一部繰上返済を請求しないとされています。
どこへ相談すればよいですか?
借入条件・審査・返済は取扱金融機関へ。公的な不動産担保型生活資金は地域の社協、要保護世帯向けは福祉事務所にも相談します。相続・税の専門判断は専門家へ、住まいの現状や売却・住み替えの比較は終活専門不動産へご相談ください。
家をどう使うか、家族の暮らしから考えませんか。
今の家に住み続ける、売却して住み替える、家族に受け継ぐ。住まいの現状、維持費、売却や住み替えの選択肢を整理するご相談をお受けします。
借入条件・審査・返済計画は取扱金融機関に確認し、相続・税は担当の専門家と合わせて進めましょう。