地域の暮らしを支える「社協」を知る
社会福祉協議会。何を相談できる?
「社協」という名前は聞いたことがあっても、何をしている組織なのか、いつ頼ればよいのかは分かりにくいものです。社会福祉協議会は、地域の住民や福祉の関係者が協力し、暮らしの課題に取り組む非営利の民間組織です。
一人暮らしの不安、日常のお金の管理、生活費、住み替え、身寄りや死後の備え。社協が相談を受け、地域の支援へつなぐ場合があります。歴史と仕組みを知り、自分の地域で利用できる事業・条件・費用を確かめることが、住まいの終活の備えになります。
まずは暮らしの困りごとを相談する。実際に利用する支援は、担当・条件・費用を確認する。この二つを分けて考えると、社協の役割が見えてきます。
情報確認日:2026年10月8日
終活専門不動産(運営:Well-base)では、住まいの管理・活用・売却、実家じまい、住み替えの方針をご相談いただけます。福祉の支援、貸付・給付、権利擁護や死後事務は、地域の担当窓口や専門家へ確認しながら整理します。当社が社協の支援・融資・入居・後見等の利用を確約するものではありません。
社会福祉協議会は、どんな組織?
地域の暮らしを、人と制度につなぐ
社会福祉協議会は「社協」と略され、社会福祉法に位置づけられた、営利を目的としない民間組織です。住民、民生委員・児童委員、ボランティア、福祉施設、医療・教育等の関係者と協力して、地域福祉を進めます。
役割は、個別の相談を受けることに加え、交流の場や住民活動を支え、地域の課題を見つけ、関係する人や団体をつなぐことです。相談窓口のある事務局だけを見るより、「地域の支え合いを組み立てる組織」と捉えると理解しやすくなります。
行政との連携が多いため、役所と間違えやすい
自治体の補助や委託を受けて事業を行ったり、公的施設内に窓口があったりする社協もあります。ただし、社協という組織と、自治体の行政部局は別です。相談の場所が近くても、申請先・決定する人・利用する制度は同じとは限りません。
暮らしの相談先、役割を知ってつながる
| 相談先 | 主な役割 | 相談の目安 |
|---|---|---|
| 社会福祉協議会 | 地域福祉、住民活動、暮らしの相談、権利擁護や貸付等の事業・連携 | 生活の困りごとを整理し、地域の支援や実施事業を知りたい |
| 自治体の福祉窓口等 | 公的な制度の相談・申請・決定。担当課や福祉事務所で役割が異なる | 生活保護、給付、介護・障害等の公的手続きを確認したい |
| 地域包括支援センター | 高齢者の総合相談、権利擁護、介護予防や支援機関との調整 | 高齢の本人や家族の介護・健康・暮らしについて相談したい |
社協が地域包括支援センターなどを運営する地域もあります。その場合も、いま相談しているのは「社協のどの事業の窓口か」を確認すると、次の手続きが分かりやすくなります。表は主な役割を整理したもので、各窓口の全業務を示すものではありません。
出典:全国社協「社会福祉協議会とは」、社会福祉法・第109〜111条、厚生労働省「地域包括ケアシステム」、厚生労働省「生活保護制度」。比較表は当社の整理です。
地元・都道府県・全国の社協は、どうつながる?
全国にネットワークがあり、それぞれが地域で運営する
社協には、市区町村、都道府県・指定都市、全国の段階でつながるネットワークがあります。それぞれが独立した組織として運営し、相談支援、研修、調査、情報共有等で連携します。全国社協を本社、地元社協を支店とする一つの会社のような関係ではありません。
| 組織の段階 | 主な役割 | 利用するときの見方 |
|---|---|---|
| 市区町村社協 | 地域の相談、住民活動、地域事情に応じた生活支援等 | まず居住地の相談先・実施事業を確認する |
| 都道府県社協 | 広域の事業、地元社協の連絡調整、福祉人材の研修・支援等 | 地元が窓口でも、事業の実施主体が県社協の場合がある |
| 指定都市社協 | 市内や区社協との連携、県社協に準じる事業等 | 区社協の設置や分担は、地域の案内を確認する |
| 全国社協 | 全国の調査・研究、政策提言、研修、情報共有等 | 全体の制度や取組を知る。地元の個別サービスは地元へ確認する |
法律では、市町村・地区社協を第109条、都道府県社協を第110条、全国単位の連合会を第111条に規定しています。一つの市町村だけでなく、複数市町村の区域を対象とする仕組みも想定されています。
公表資料では、市区町村社協は1,798か所
令和7年版厚生労働白書の資料編に掲載された2025年4月1日時点の数は、市区町村社協1,798か所、都道府県・指定都市社協67か所、全国社協1か所です。資料の出所は全国社協の調べです。2026年10月の現在数や、相談窓口・支店の総数を示す数字としては扱っていません。
身近に拠点があることと、自分が希望する支援を受けられることも別です。窓口の担当区域、受付日、対象者、開始までの期間などを確認しましょう。
「地区社協」という名前にも、地域による違いがある
市区町村等の社協は社会福祉法人として運営する組織が中心ですが、小地域の「地区社協」「校区社協」には、住民による任意団体もあります。横浜市社協は、身近な地区の社協を住民主体の任意団体として紹介しています。名称が似ていても、法人格・活動範囲・契約できる事業を同一と考えないことが大切です。
出典:厚生労働省掲載・全国社協「組織・事業・活動について」、令和7年版厚生労働白書・資料編181ページ、社会福祉法、横浜市社協「地区社会福祉協議会」。組織数は記載した基準日の値です。
いつからある? 活動を支えるお金は?
戦後の福祉制度から、住民参加の地域福祉へ
全国社協の源流は1908年の中央慈善協会にさかのぼります。その後、戦後の制度整備とともに現在の社協ネットワークの基礎が形成されました。すべての地元社協が1908年に設立されたという意味ではありません。
| 時期 | 主な動き |
|---|---|
| 1908年 | 全国社協の源流となる中央慈善協会が設立。初代会長は渋沢栄一 |
| 1951年 | 中央社会福祉協議会が発足。社会福祉事業法で全国・都道府県段階を位置づけ |
| 1983年 | 市町村社協が法律に位置づけられる |
| 2000年 | 社会福祉事業法が社会福祉法へ。地域福祉の推進を重視 |
| 2025年3月 | 社会福祉協議会基本要項を33年ぶりに改定。多分野との協働や地域の支援を整理 |
基本要項2025は、企業、NPO、司法、教育、住まい等の関係者との協働も示しています。本人の相談から見えてきた課題を、地域の仕組みづくりへつなぐ考え方です。これは活動の指針の見直しで、全国で新しい給付が一律に始まったということではありません。
出典:全国社協「全社協のあゆみ」、社協創設70周年、社会福祉協議会基本要項2025。年表は主な変化を抜粋したものです。
会費・寄付、公費、事業収入を組み合わせる
2026年3月改定の市区町村社協経営指針は、財源を次の3系統で整理しています。
| 財源の区分 | 主な例 | 知っておきたいこと |
|---|---|---|
| 民間財源 | 会費、寄付、共同募金配分金、基金等 | 住民や地域の協力も活動を支える |
| 公費財源 | 補助金、委託費、指定管理料等 | 行政との協働や公共性ある事業を支える |
| 事業収入 | 介護報酬等の事業による収入 | 非営利組織でも、有料のサービスや事業収入がある |
どの財源が何割を占めるかは、社協・事業・年度で異なります。気になる場合は、地元社協の「情報公開」「事業報告」「予算・決算」等を見ましょう。全国社協という一法人の決算割合を、地元社協の全国平均と読むことはできません。
活動への賛同を示す会費と、支援を利用するときの費用も別です。北区社協は会費を任意と案内しています。一方、家事援助等の個別サービスには利用会員登録や料金がある場合があります。「会費を払っていないから相談できない」と思い込まず、利用する事業の条件を窓口へ確認してください。
出典:全国社協・市区町村社協経営指針(2026年3月第3次改定)の掲載ページ、北区社協の会費・寄付の案内、江東区社協「ふれあいサービス」。特定地域の会費・サービス条件を全国共通とするものではありません。
どんなことを相談できる? 代表的な活動と制度
暮らしの相談から、地域のつながりづくりまで
社協の活動は高齢者だけを対象にしたものではありません。障害のある人、子育て世帯、生活に困っている人など、多様な住民の課題と関わります。地域の事業によって、直接支援する場合と、他の団体や制度につなぐ場合があります。
| 困りごと・関心 | 社協の活動や相談の例 |
|---|---|
| 人に会う機会が減った、地域とつながりたい | 交流のサロン、住民活動、見守り等の取組や相談 |
| 家事や日々の生活に手助けが必要 | 家事援助、配食、移送等の地域の事業・支援先の確認 |
| 請求書や福祉の手続きが難しい | 日常生活自立支援等の権利擁護の相談 |
| 生活費や生活再建の資金に困っている | 生活福祉資金の相談、ほかの生活支援との連携 |
| 地域の役に立ちたい、災害時に協力したい | ボランティア相談・活動先の案内、災害時の支援等 |
これらすべてを、全国どの社協でも同じ内容・料金で利用できるという意味ではありません。対象、担当区域、サービス内容、受入れ体制を確認するための例です。
出典:全国社協「地域福祉・ボランティア」、社会福祉協議会基本要項2025。表は暮らしの困りごとから整理した当社の案内です。
日常生活自立支援は、本人の契約を基にした援助
判断能力が不十分になり、福祉サービスや日常のお金の手続きが難しい人を支える事業です。本人の生活と希望を確認して支援計画をつくります。利用には、この事業の契約内容を判断できること等の確認が必要です。
福祉サービスの利用、日常生活費の管理に加え、住宅の改造や居住家屋の貸借の手続きの援助も対象になり得ます。ただし、支援を利用すれば社協が自宅を自由に売却できるわけではありません。相談から契約までの確認を経て、決めた範囲の支援を行います。
| 比較する点 | 日常生活自立支援事業 | 成年後見制度(法定後見) |
|---|---|---|
| 利用の基礎 | 本人の意思と支援契約。この契約を理解できるか確認 | 家庭裁判所の審判。後見・保佐・補助で権限等が異なる |
| 主に確認すること | 日常のお金や手続きの援助内容・頻度・費用 | 判断能力と必要な権限、本人の財産・生活の支援 |
| 住まいに関わる手続き | 住宅の貸借等の援助と、売却の代理権を区別する | 成年後見人、または処分の代理権を付与された保佐人・補助人が本人に代わって居住用不動産を処分する場合、家庭裁判所の許可が必要 |
本人との直接契約が難しくなった場合も、成年後見制度との連携や併用を検討できることがあります。家族の都合だけで進めず、本人の意思と必要な支援を窓口・専門家へ相談しましょう。料金は地域や支援内容で異なり、訪問料、交通費、書類保管料、減免条件等を分けて確認します。
出典:厚生労働省「日常生活自立支援事業」、徳島市社協の事業案内、札幌市社協の支援・料金案内、裁判所「居住用不動産の処分についての許可」。比較は法定後見との整理で、任意後見を同じ手続きとして説明するものではありません。
生活福祉資金は、相談と審査を伴う「貸付」
低所得者・障害者・高齢者の世帯などを対象に、生活再建等を支える貸付制度です。実施主体は都道府県社協で、相談窓口は居住地の市区町村社協です。対象、資金の使い道、返済の見込み等を確認します。高齢者なら誰でもお金を受け取れる給付金ではありません。
生活費、住宅入居費、教育等に関わる資金の種類がありますが、条件は資金ごとに異なります。借りることで生活の改善につながるかも含めて相談します。返済の見込みが立たないときは、給付や生活保護等の相談につながれるかを確認することも大切です。
社協の貸付、住居確保給付金等の給付、生活保護は別の制度です。生活保護の相談・申請は福祉事務所等へ。社協の貸付審査を先に終えなければ申請できない、という手続きではありません。
出典:厚生労働省「生活福祉資金貸付制度」、貸付条件等の案内、厚生労働省「生活保護を申請したい方へ」。貸付の限度額や一律の金利をここで約束するものではありません。
終活と住まいに、社協はどう関わる?
家を整理する前に、その後の暮らしの支えを考える
住まいの終活では、家の処分や書類の整理とともに、住み替えた後の生活、日々の支払い、入院時の連絡、身寄りや死後の備えを考えます。社協は、こうした暮らしの相談と地域の支援をつなぐ入口になり得ます。
不動産を売る判断、売却の代理権、遺言、家財の処分、医療への同意などは、それぞれ必要な手続きや権限が異なります。社協に相談したことや、見守りの契約をしたことだけで、すべてを代行する権限が生まれるわけではありません。
福岡市:住まい探しと生活支援をつなぐ
「住まいサポートふくおか」では、福岡市社協が相談窓口・調整役となり、不動産協力店や生活支援団体と連携します。福岡市内の民間賃貸への住み替えを希望する65歳以上の人や障害のある人が対象です。相談料は不要ですが、家賃・初期費用等の負担見込みを確認します。支援団体の生活支援サービスは各団体と別途契約したときに提供され、有料の場合もあります。
この地域例が示すのは、部屋の紹介と生活を支える人の調整を組み合わせる役割です。全国の社協が家賃保証、緊急連絡先、見守りを一括して引き受けるという意味ではありません。
出典:福岡市「住まいサポートふくおか」のご案内(2025年4月1日更新、2026年10月8日確認)。
横浜市:終活の希望や不安を、相談で整理する
横浜市社協の「あんしん終活相談センター」は、市の委託を受けて運営されています。将来のお金の管理、頼れる人がいない不安、死後の備え等を相談する入口です。司法書士による予約制の無料専門相談も案内されています。相談と、実際に葬儀や財産処分を引き受ける契約は分けて考えます。
出典:横浜市社協「あんしん終活相談センター」(2026年10月8日確認)。対象、予約、回数等は現行案内で確認してください。
東海村:事前契約に基づく死後支援の独自事業
東海村社協には、見守り等から死後の葬儀・納骨、賃貸住宅の残された家財の処分等を支える独自事業があります。村内70歳以上等の対象条件があり、親族関係や契約内容の理解を確認します。事前契約・預託金に加え、公正証書遺言で遺言執行者を定める等の準備が必要で、生活保護受給者は対象外です。全国共通の無料サービスではありません。
出典:東海村社協「とうかいライフ・エンディングサポート事業」(2026年10月8日確認)。地域独自の事業例であり、すべての対象要件を省略なく示すものではありません。
自分の地域で確認したい、4つのこと
- 住まい探しの相談、見守り、日々の支払いを支える事業はあるか。
- 社協が直接提供するのか、専門家・他団体の紹介や調整をするのか。
- 費用、受付条件、開始までの期間、継続や終了の条件は何か。
- 入院や死亡時に誰が何を行い、どの契約・権限で対応するのか。
社協、福祉窓口、不動産会社、法律の専門家などが、本人の希望を共有しながら、それぞれの役割を担う形を考えましょう。持ち家を売ってから賃貸や支援の条件が合わないと分かることを避けるため、次の住まいと生活の見通しも並行して確認します。
社協へ相談する、6つの手順
以下は、相談を進めるための当社の整理です。全国共通の申請手順や、利用を保証する流れではありません。書類がそろっていなくても、まず相談先と必要な準備を確認することから始められます。
居住地の社協と、担当窓口を調べる
市区町村名と「社会福祉協議会」で公式サイトを探し、住所、連絡先、担当区域、相談時間を確認します。地元の窓口が分からない場合は、自治体や都道府県社協へ案内を尋ねます。全国社協の情報と、地元の事業を分けて見ましょう。
困っていることと、希望を一枚にまとめる
「家賃」「請求書」「ごみ出し」「一人暮らし」「住み替え」「入院時の連絡」「死後の備え」等を、分かる範囲で書きます。何を続けたいか、誰に頼れるか、いつまでに対応が必要かも整理します。家族が相談する場合も、本人の希望を確認します。
どの事業で、誰が支援するのかを聞く
社協の独自事業、自治体からの受託事業、他団体への紹介のどれかを確認します。相談を受ける担当者と、契約・審査・支援を行う人が異なることもあります。次の窓口、連絡する人、必要な予約を控えましょう。
利用条件と、費用の全体を確かめる
対象年齢や居住地、所得等の要件、本人の契約理解、利用会員登録の有無を確認します。相談料、訪問料、交通費、書類保管料、年会費、預託金など、事業にある費用を分けて聞きます。減免の条件や開始までの期間も確認してください。
契約が必要なら、範囲と終了条件を読む
誰が何を行うか、対応時間、連絡方法、追加費用、個人情報の共有、解約・返金・支援が続けられない場合を確認します。日常のお金、家財、遺言、死後事務などの権限を一括りにしないことが大切です。分からない点は、本人の同意の下で信頼できる人や専門家と確認します。
次につながったかを確認し、暮らしの変化で見直す
紹介された窓口の予約・連絡先を控え、相談が途中で止まらないよう確認します。入院、歩行や判断の変化、収入や親族の状況が変わったときは、支援計画と担当者を見直します。希望する支援が難しい場合も、理由と他の選択肢を尋ねましょう。
出典・参考:全国社協の組織・活動案内、厚生労働省「日常生活自立支援事業」、本文の地域事業の公式案内。手順と質問項目は当社の提案です。
よくある質問
社会福祉協議会は、市役所の一部ですか?
社協は、法律に位置づけられた非営利の民間組織です。行政の補助や委託を受け、地域の事業を担うことがあります。自治体と連携していても、相談先や制度の担当がすべて同じとは限りません。
高齢者や生活保護を受けている人だけが相談する所?
社協の活動は、障害のある人、子育て世帯、生活に困っている人、住民活動やボランティア等にも関わります。個別事業の対象者はそれぞれ異なるため、困りごとと利用できる窓口を確認してください。
会費を払っていなくても、相談できますか?
活動を支える会費と、相談・サービスの利用条件は別です。任意の会費として案内する社協もあります。会費を納めていないからと相談を諦めず、地元へ確認しましょう。特定サービスには利用会員登録や料金が必要な場合があります。
非営利の団体なら、サービスは全部無料ですか?
無料の相談と、有料のサービスは分けて確認します。訪問、交通、保管、年会費、預託金等が必要な事業もあります。本人の条件で利用できる減免と、実際の負担総額を聞いてください。
日常生活自立支援を使えば、家の売却まで任せられる?
日常のお金や福祉利用、住宅貸借等の援助と、不動産売却の代理権は別です。契約の範囲、本人の意思と判断、必要な法律上の手続きについて、社協と専門家へ確認してください。
社協へ行けば、すぐお金を借りられますか?
生活福祉資金は、対象・使途・返済の見込み等の確認と審査がある貸付です。即日・無条件の給付ではありません。生活保護や給付が必要な状況では、その窓口にも相談してください。
身寄りがなければ、葬儀や死後の手続きを引き受けてもらえる?
終活相談や死後支援の独自事業がある地域もあります。相談と引受け契約は別で、事前準備、条件、費用、対応範囲を確認します。全国の社協に一律の葬儀・身元保証のサービスがあるとは言えません。
社協に相談しても、その場で解決しなかったら?
担当できる事業、難しい理由、他の相談先と次の連絡方法を確認してください。生活保護は福祉事務所等、高齢者の介護は地域包括支援センター、法律や不動産の手続きは対応する専門家等へつながる場合があります。
FAQの根拠:本文で示した全国社協、厚生労働省、裁判所、地域の社協・自治体の公式案内を参照しています。事業内容と費用は、利用する地域と契約で確認してください。
相談先を知ることも、終活の備えになる
地元の事業と、担当・条件を具体的に確認する
| 確認したいこと | 主な相談先 |
|---|---|
| 地域の暮らし、住民活動、社協の実施事業 | 居住地の市区町村社協。広域の案内は都道府県社協等 |
| 生活保護の相談・申請 | 福祉事務所の担当等。福祉事務所未設置の町村は町村役場でも申請手続きが可能 |
| 高齢者の介護・健康・権利の相談 | 担当地域の地域包括支援センター、自治体の担当窓口等 |
| 遺言・後見・死後事務・不動産の権限 | 内容に応じた弁護士・司法書士等の専門家、地域の相談窓口 |
| 今の住まいの管理・活用・売却、住み替え | 終活専門不動産などの不動産相談先 |
地域のサービスを選ぶ際は、事業計画・報告、利用案内、費用、契約、苦情や相談の窓口を確かめます。社協が扱う福祉サービス等には、都道府県社協の運営適正化委員会などに相談できる仕組みもあります。困りごとの内容に合う窓口を確認しましょう。
住まいの終活は、家を片付けることと、その後の生活を支えることを一緒に考える取組です。元気なうちに地域の相談先を知り、本人の希望を伝えておくことで、暮らしが変わったときに相談を始めやすくなります。
このページの調査方法
全国社協の組織・歴史・指針、厚生労働省の法令・制度・白書、裁判所、地域の社協・自治体の公表情報を調べました。情報確認日は2026年10月8日です。組織数は記載した基準日の資料を使い、地域例を全国一律のサービスへ置き換えていません。独自インタビューや、各窓口への利用可否の照会は行っていません。
比較表、相談の手順、住まいの確認項目は、公表情報を踏まえた当社の整理です。最新の対象・料金・予約・受入れ体制は、各事業の窓口へご確認ください。
出典:全国社協の組織・活動案内、厚生労働省「生活保護制度」、厚生労働省「地域包括ケアシステム」。専門家と不動産相談の案内は当社の整理です。
これからの住まいを、
一緒に考えませんか。
今の家で暮らし続けるか、賃貸へ住み替えるか。ご本人やご家族の希望、住まいの状態、地域の支援先と費用を整理するところから始めます。まだ方針が決まっていなくても、ご相談いただけます。
終活専門不動産(運営:Well-base)では、住まいの管理・活用・売却、実家じまい、住み替えの方針をご相談いただけます。福祉の支援、貸付・給付、権利擁護や死後事務は、地域の担当窓口や専門家へ確認しながら整理します。当社が社協の支援・融資・入居・後見等の利用を確約するものではありません。