住まいと、これからの暮らしの相談窓口

実家・空き家の解体と、これからの土地

実家を壊す前に、次の使い方から。

親が暮らした実家、相続した空き家。管理の負担や老朽化が気になり、「そろそろ解体した方がよいのでは」と考えることがあります。けれど、建物を取り壊すと、暮らしや思い出の場所だけでなく、土地の使い方や費用の条件も変わります。

まず、誰が決められるのか、解体後にどう使うのか、再建築や税金はどうなるのかを確かめます。そのうえで工事の見積もり、調査・届出、家財、近隣への配慮、解体後の手続きまで見通し、家族が引き継げる方針を整えましょう。

空き家だから必ず解体する、と一律には決めません。建物を残す選択肢も含めて比較し、壊した後の利用・管理・費用まで確認して判断します。

情報確認日:2026年10月12日

終活専門不動産(運営:Well-base)では、実家・空き家の管理、活用、売却、住み替え、家族への引継ぎに向けた不動産の方針をご相談いただけます。解体工事・石綿調査は対応する専門業者等、権限・相続・紛争は弁護士等、登記は内容に合う土地家屋調査士・司法書士等、税務は税理士・税務窓口、道路・建築・補助制度は担当行政窓口へ確認します。解体・再建築・売却の可否、価格、補助や税の適用を当社が保証するものではありません。

家と資料、解体後の土地を考えるイメージ 小さな家、確認する資料、建物のない区画を描いた抽象的なイラストです。工事の前に、家と土地の今後を考える場面を表しています。
家・資料・解体後の土地を表したイメージです。
名義・権限、再建築、税と次の利用を、契約前に確認
見積もりは工事範囲と追加条件を比べ、調査・届出を分ける
解体後の登記・税の手続きと、土地の管理計画まで残す
01 / 解体前の確認

なぜ、壊す前の確認が大切なのか

解体は、建物をなくして終わる話ではない

老朽化による不安、遠方からの管理、家財の片付け、売却の準備等、解体を考える理由は家庭によって異なります。同じ空き家でも、修繕して使える建物、建物付きで購入を検討する人がいる土地、取り壊して次の用途へ進める土地では、必要な判断が違います。

工事費が安いという理由だけで先に発注すると、名義や家族の合意、次の建築の条件、税、土地の管理が後に残ることがあります。解体後に以前の建物を元に戻すことはできないため、先に確かめる順序が大切です。

壊す前に確認する3つのこと

解体前の確認確かめること後から戻しにくいこと
所有・権限建物と土地の名義、相続・共有、居住や賃貸借、意思決定と契約の権限権限が不明なまま建物や他人の家財を取り壊すこと。
解体後の利用再建築、接道・境界、売却や活用の条件、使う予定がない期間の管理建物を残す選択肢や、従来と同じ建物を利用する可能性。
費用・税・手続き工事と関連費用、税の変化、補助の申請順序、解体後の登記等工事前の申請機会や、既存の建物があることを前提とした条件。
工事の前に、権限・利用条件・総費用を確認します。個別の可否や税額を示す図ではありません。

この表は、解体前の判断を当社が整理したものです。所有や法的な権限、建築や税の条件は、個別の資料を対応する専門家へ確認します。

建物を残す場合とも、同じ期間で比較する

選択肢の例検討する内容費用・負担として見ること
管理を続ける次の用途を決めるまで維持する。建物の安全性や状態を確認。点検、修繕、保険、税、家財、管理に行く負担。
修繕して使う・貸す利用できる状態、修繕、需要、契約・管理の条件を確認。修繕費、維持費、運営や空室の負担。
建物付きで売る建物の状態や資料を開示し、買い手側の利用方針も確認。売却条件、調査・片付け等の費用、売却までの管理。
解体して保有・活用・売却する解体後の用途、建築・契約条件、土地の管理を確認。工事と関連費用、土地の税、整備、売却までの管理。

選択肢の紹介で、どの方法でも実現できるという意味ではありません。「今の工事費」と「建物を残して数年持つ費用」等、比べる期間をそろえて検討します。倒壊や落下等の危険が疑われる場合は近づかず、行政や専門業者へ早めに安全確保を相談します。

02 / 権限と土地の利用

名義・権限と、解体後の使い方を先に確かめる

土地と建物の名義、家を使う人を分けて確認する

土地と建物が別の名義になっている、親の名義のまま相続が整理されていない、きょうだいで共有している、借地上の建物である等の事情を確認します。登記事項証明書、固定資産税の書類、契約書、相続に関する資料を集め、分からない部分を明らかにします。

家を管理してきた人や工事代を払う人が、そのことだけで全ての解体を決められるわけではありません。共有・相続では、誰の同意や手続きが必要かを確認します。住んでいる人、賃借人、他人の家財がある場合も、解体の予定だけで退去や処分を進めません。

共有する建物の解体は、原則として共有者全員の同意が必要です。遺産分割が済んでいない場合も、自分だけで進められるとは決めません。所在等が分からない共有者がいるときは、裁判所の手続きを含む対応を専門家へ相談します。確認した同意と対象は、書面で残します。

参考:橋本市「長屋など共有名義の空家について」。共有や遺産分割未了での解体に関する公的な説明です。

親が所有している場合は、本人の希望を確かめます。判断や契約の意思確認に不安があるときは、家族が代わりに署名すればよいと決めず、適切な権限と手続きを相談します。ローンや担保、借地契約がある場合は、金融機関や土地所有者等との確認も必要かを調べます。

「今、家が建っている」ことと「次も建てられる」ことは別

解体後に家を建てる予定があるなら、建築基準法上の道路、接道、必要な後退、用途や規模の制限、敷地・境界の資料等を、解体の契約前に確認します。現地に道がある、以前の建物があるということだけで、同じ条件で建替えられるとは決めません。

道路の位置や種類、土地を通行・使用する権利、境界、建築の可否は、それぞれ確認が必要です。解体や測量が済んでも、これらが自動的に解決するわけではありません。建築の担当窓口や対応する設計者等へ、今回の計画に合う調査を相談します。

参考:世田谷区「建築基準法上の道路について」。道路と接道の基本を確認する公的な説明です。地域独自の条件を全国一律のものとして扱っていません。

税は、家屋と土地を分けて確認する

固定資産税・都市計画税は、毎年1月1日の状況を基に課税されます。住宅を取り壊し、1月1日時点で住宅用地の要件を満たさなくなった土地は、住宅用地の特例の対象から外れ、土地の税負担が増える場合があります。一方、建替えの場合等、一定の要件と申告により特例が続く場合もあります。

小規模住宅用地の特例は、住宅1戸につき200㎡までの部分の課税標準を、固定資産税では価格の6分の1、都市計画税では3分の1にする制度です。これは税額全体がその割合になるという意味ではなく、解体した全ての家の税が一律に6倍になるという意味でもありません。

家屋がなくなったことによる課税の変化と、土地の特例・負担調整等による変化を分け、現在の課税明細と解体・建替え・利用の予定を税務窓口へ伝えます。解体する時期だけで判断せず、翌年度以降の土地と家屋の見込みを確認します。

参考:東京都主税局「固定資産税・都市計画税」住宅用地の特例・申告。建替え特例を含む個別の扱いは、所在地の税務窓口へ確認してください。

管理不全空家・特定空家についても、法に基づく勧告を受けた土地では住宅用地特例が適用されなくなるため、建物を残せば必ず軽減が続くわけでもありません。空き家に該当したことだけで、直ちに特例が外れるという説明ではありません。

参考:国土交通省「空家法とは」。

当社による説明用モデル① 売却前に更地にするか迷う

相続した家を「更地の方が売りやすいだろう」と考える家族を想定します。先に道路・建築条件と建物付きの売却可能性、解体費、税、売却までの管理を確認します。結果を比べてから、誰がどの費用を負担し、どの状態で売るかを相談します。

これは実在の相談・成約例ではありません。「更地にすれば必ず高く、早く売れる」という前提を置かずに判断するためのモデルです。

03 / 見積もりと契約

見積もりは、金額より先に工事の範囲をそろえる

「解体一式」に含まれるものを聞く

建物の構造・規模、道路からの搬入、隣地との間隔、残す塀・庭木、地下の物、石綿等によって工程と費用は変わります。延べ面積に単価を掛けた数字だけを、どの土地にも当てはまる全国共通の総費用として使わないようにします。

同じ現地資料を渡し、残す物、撤去する物、解体後の状態をそろえて見積もりを比べます。建物だけか、基礎、塀、土間、物置等までかが違う見積もりでは、総額の比較ができません。

見積もり・契約の項目具体的に確かめること
解体する範囲・残す物建物、基礎、付属物、塀、庭木、擁壁等。隣地や共有物を含めないか。
仮設と周辺への配慮足場、養生、粉じん・騒音、搬出経路、必要な道路関係の手続き。
石綿の調査と対応調査・分析の費用、結果説明、含有時の工法・費用、必要な報告・届出。
廃棄物と家財分別・運搬・処理先、建設廃棄物と家財の処理を誰がどの権限で行うか。
追加が起きる条件地中の構造物、井戸・浄化槽等の扱い。未確認の物が見つかった場合の写真・根拠・見積もり・承認の順序。
完了とする状態地中に何を残すか、整地の程度、境界標や排水、道路・隣地の復旧。
工期・支払い・中断着手までの調査と届出、工程、支払時期、変更・延期・解除の条件。
事故と連絡・引渡し責任者、施工者の保険等、事故・苦情時の連絡先、完了時に受け取る記録。

表は当社による依頼前の確認項目です。現地条件と業務に応じ、担当者に書面で説明してもらいます。税、登記、測量、家財、解体後の土地整備等が工事代に含まれなければ、別の費用として総額へ加えます。

発注者と元請の役割を、契約前に確認する

どの会社と契約し、現場を誰が管理し、連絡と完了報告を誰が受け持つのかを確かめます。解体工事を行うための適切な建設業許可や解体工事業登録等も、工事の内容と地域に合うものを確認します。

建設リサイクル法の対象工事では、受注者による計画の事前説明、必要事項を記載した契約、分別・再資源化、完了の報告等の手続きがあります。施主は説明を受け、届出の対象や内容、提出を委任する場合の範囲を確認します。施工や廃棄物処理の法的な役割を、単に「全て施主の責任」「業者任せなら何もしなくてよい」と扱いません。

参考:神奈川県「住宅の解体・新築工事をするときは」、国土交通省「建設リサイクル法の手続きの流れ」。

追加費用は、発見した理由と対応を残す

見えない場所の状況は、着工後に分かることもあります。追加を全てなくせると考えず、当初の調査・見積もりの前提、何が出たら別途か、工事を止めて説明するのか、誰の承認で進めるのかを契約で確認します。

当社による説明用モデル②として、安い見積もりを選んだ後に、基礎や地中の構造物が対象外と分かる場面を想定します。原因は金額だけで分からず、範囲と前提の違いを確認する必要があります。発見の写真、追加作業、金額、処分、完了状態の説明を受けて判断するためのモデルで、実事件ではありません。

04 / アスベストと届出

アスベストの調査・報告・届出は、別の手続き

小さな家でも、事前調査の確認は必要

建築物の解体では、原則として規模の大小にかかわらず、解体する部分の材料について石綿(アスベスト)の有無を事前に調査します。建築物の調査は、所定の資格等の要件を満たす人が行います。「戸建てだから」「見たところ使っていないから」と省略を決めません。

設計図書等と現地を調べ、必要な分析や含有の判断を専門家が進めます。施主は図面や改修の記録等を提供し、調査する範囲、担当者、結果、費用を確認します。使用の有無を年式だけで断定したり、自分で材料をはがして確かめたりしないようにします。

参考:厚生労働省・石綿総合情報ポータル「解体業者」。建築物の調査の要件を確認するための案内です。

同じ「80㎡」でも、制度と義務者を混同しない

調査・手続き住宅解体で確認する主な対象・期限主な役割・確認先
石綿の事前調査原則、解体工事の規模にかかわらず工事前に実施。元請業者等が調査を行い、施主へ結果を説明。資格等も確認。
石綿の事前調査結果の報告解体部分の床面積の合計が80㎡以上等。石綿なしの結果でも対象なら工事前に報告。元請業者等から自治体・労働基準監督署へ。調査そのものの要否とは別。
建設リサイクル法の届出特定建設資材を用いた建築物の解体で床面積の合計が80㎡以上等の対象工事。工事着手7日前まで。発注者等の届出。提出を委任する場合も、内容と提出の確認が必要。
一定の石綿除去等に伴う作業の届出吹付け石綿や石綿含有断熱材・保温材・耐火被覆材等に係る対象作業では、発注者が作業開始14日前までに自治体へ届出。元請側の労働安全衛生関係の届出等も別途確認。建材、作業、法令・条例で必要な手続きが異なる。

この表は住宅解体を考える方向けの要点で、全ての工事・手続きを網羅するものではありません。制度ごとに面積の範囲、対象、義務者、提出先、期限を施工者と担当窓口へ確認します。いずれか一つの書類を提出すれば、他の手続きも済むわけではありません。

建築物除却届、騒音・振動に関する特定建設作業の届出、道路使用等の手続きが必要となる場合もあります。80㎡未満でも、全ての手続きが不要になるわけではありません。地域と工事内容に応じ、施工者・所在地の担当窓口等へ確認します。

参考:静岡市「建築物除却届」、世田谷区「特定建設作業の届出」、警視庁「道路使用許可申請手続きについて」。地域の独自条件・書式を、全国一律のものとして扱っていません。

参考:環境省「石綿事前調査結果の報告について」、厚生労働省・石綿総合情報ポータル「各種手続き」、環境省「建設リサイクル法の概要」、同ポータル「発注者・施主」。

調査と安全対策の費用・工期を、無理に削らない

含有が確認されたら、対象の建材と必要な方法、追加費用、工程、作業と完了の記録を説明してもらいます。施主には、情報提供や適正な費用負担、施工者が法令を守れる工期等への配慮も求められます。

調査の結果書面、必要な報告・届出の控え、工事の実施状況等をどの時点で受け取るかも確認します。作業方法は専門業者が判断するもので、見積もりを減らすために施主が危険な作業を引き受けるものではありません。

05 / 工事と解体後

工事から解体後まで、残る仕事を見通す

家財、ライフライン、近隣の準備を分ける

写真・思い出の物、契約・相続・税の書類、残す家財を先に分けます。本人や家族に確認せず、全てを廃棄の対象にしないようにします。重い家具の移動、高所や傷んだ室内の片付けを、無理に一人で行わないことも大切です。

家財のごみと工事で生じる建設廃棄物は、処理の区分と手配を確認します。工事から生じる廃棄物は原則として元請が処理責任を負い、家庭の残置物は所有者等が適正に処理します。家庭ごみの回収には市区町村の許可や委託等が必要で、産業廃棄物の許可や古物商許可だけで家庭ごみを回収できるわけではありません。自治体の案内を確かめ、解体会社が家財も扱う場合は、誰がどの方法で適正に処理するかを確認します。

参考:環境省「廃棄物の処分に『無許可』の回収業者を利用しないでください」、環境省「建築物の解体時等における残置物の取扱いについて」通知。建設廃棄物の処理は、元請等の役割と契約・記録を別に確認します。

電気・ガス・水道、通信、浄化槽等は、契約先と施工者へ撤去・停止の担当と時期を相談します。工事で水を使う等の事情もあるため、全て先に解約するとは決めません。給排水・ガス等を自分の判断で切断しないようにします。建物の保険の変更や終了も、契約先へ確認します。

工期、作業時間、車両、粉じん・騒音・振動、連絡先等の近隣説明を、施工者と打ち合わせます。養生があるから影響が全くないとは約束せず、敷地の使用や搬出等に別の承諾・手続きが必要かを確認します。

塀・擁壁・境界標を、建物と一緒に判断しない

隣地や共有の塀、残す擁壁、境界標、配管・排水等を、解体対象と分けて図面や写真に残します。塀や目印を撤去したために、後から境界の根拠が分かりにくくならないよう、必要な調査と保全を事前に相談します。

現地にある塀が必ず境界とは限らず、境界を測っても構造物を自由に撤去できるとは限りません。土地家屋調査士等、構造・工事の専門家、権利に関する相談先を、課題に応じて分けます。

補助金は、契約・着工の前に順序を確認する

自治体に除却や耐震等の補助がある場合も、地域、建築年、状態、所有者、施工者、税や予算、申請期限等で条件が異なります。工事を始めてから申請すればよいとは考えず、見積もりや契約より前の相談が必要かを確認します。

公的制度の例として、横浜市の2026年度住宅除却補助は、工事契約・着手の前に交付決定が必要と案内しています。これは全国共通の条件・受給保証ではありません。所在地の現年度の制度を調べ、対象費用、必要資料、完了報告、支払時期まで確認します。

参考:横浜市「住宅除却補助制度」。

完了後は、滅失登記と税の申告を分ける

登記された建物がなくなった場合、不動産登記法では、表題部所有者または所有権の登記名義人等に、滅失の日から1か月以内の建物滅失登記の申請義務があります。解体会社の完了報告を受けることと、法務局の登記を済ませることは別です。

必要な証明書類、申請する人、相続や名義の事情を、管轄法務局や土地家屋調査士等へ確認します。未登記の建物、複数の建物、一部だけの取壊し等では、必要な扱いを個別に相談します。税務窓口への家屋・土地の状況変更の申告等も別に確認します。

参考:e-Gov「不動産登記法」第57条、法務局「建物を取り壊した・建物滅失の登記」。

解体後に残すもの家族と確かめる内容
工事と引渡しの記録契約、変更・追加、完了写真、処理や再資源化の報告、受け取った調査・届出等の資料。
登記・税の手続き何を申請・申告し、何が完了したか。未処理の事項と担当窓口。
土地の状態残す基礎等、整地、標・塀・擁壁、排水、進入、未確認や残る課題。
今後の管理・利用草木、不法投棄や侵入、巡回、連絡先、費用、売却・活用等の次の判断時期。

更地にも管理が必要です。管理する人と連絡先、離れて暮らす場合の巡回、税や整備等の費用を決め、工事の完了と不動産の方針の完了を分けて考えます。

06 / 確認の6手順

解体を考える、6つの手順

以下は当社が整理した準備の手順です。工事を自分で行う手順ではなく、専門業者・行政・士業等へ必要な確認を相談して進めます。

  1. 解体を考える理由と、本人・家族の希望を整理する

    老朽化、管理、売却、建替え等の理由と、残したい物・使い方をまとめます。危険が疑われる場合は、まず専門家等へ安全確保を相談します。

  2. 名義・相続・共有と、決められる人を確認する

    建物と土地の資料、契約、ローン等を集めます。所有者、関係者、必要な同意、契約や手続きの権限、居住者・家財の扱いを整理します。

  3. 壊した後の利用と、再建築・税を確かめる

    道路・敷地・建築条件、建物を残す選択肢、税の変化、売却や活用までの管理を確認します。補助の相談と申請の順序も、契約前に調べます。

  4. 現地調査を受け、同じ範囲で見積もりを比べる

    建物、付属物、地中、石綿、周辺を調べ、対象・残す物・完了状態をそろえます。追加費用、変更、中断、支払い、保険等の条件を確認します。

  5. 契約・調査・届出と、工事前の準備を整える

    石綿調査の結果、制度ごとの対象と期限、提出の担当を確認します。家財、ライフライン、境界標、近隣説明、連絡・安全管理の段取りを整えます。

  6. 完了を確認し、登記・税・土地管理へつなぐ

    完了した範囲と残る課題、工事・処理等の書類を確認します。必要な登記・申告を進め、家族へ記録を渡し、土地の利用・管理を続ける担当を決めます。

07 / ご相談の前に

よくある質問

空き家になったら、すぐ解体した方がよいですか?

建物の状態と安全性、利用の可能性、管理、費用等によります。残して使う・建物付きで売る場合とも比較します。危険が疑われる場合は、自分で立ち入らず早めに専門家や行政へ相談します。

親名義や、きょうだい共有の家を私だけで壊せますか?

家族であることや工事費を払うことだけでは判断できません。名義、相続・共有、本人の意思、必要な同意や権限、居住・契約の関係を、対応する専門家へ確認してから発注します。

家が建っていた土地なら、解体後も建替えられますか?

以前の建物があることだけでは決まりません。道路・接道、敷地、建築の規制、権利等を確認します。建てる予定があるなら、解体の前に担当行政窓口や設計者等へ具体的な計画を相談します。

解体すると固定資産税は必ず6倍になりますか?

一律にはいえません。住宅用地の特例の変化と、家屋の課税、土地の負担調整等を分けます。建替え等の特例には要件があり、現在の課税明細と解体後の予定を税務窓口へ伝えて確認します。

小さな家や、石綿が見当たらない家なら調査は不要ですか?

規模が小さいことや見た目だけで省略を決めません。事前調査と、一定規模等の結果報告、特定の作業の届出は別です。第4章を参考に、必要な対象・担当・期限を施工者と窓口へ確認します。

安い見積もりを選べば、総費用も安くなりますか?

範囲や含まれる費用が違うと比較できません。調査、処理、基礎・付属物、追加条件、整地、家財、登記等を確認します。工事費だけでなく、解体後の税と土地管理まで含めて考えます。

補助金は、工事を始めてから申請できますか?

制度によりますが、契約・着工前の相談や申請、交付決定が必要な制度があります。対象、時期、施工者、必要資料等が自治体・年度で異なるため、先に現行の制度を確認します。

解体会社が工事を終えたら、全て済んだと考えてよいですか?

工事と、登記・税の手続き、土地の管理は別です。完了資料と期限を確認し、必要な申請・申告を行います。更地の巡回、草木、侵入や不法投棄、税、利用の方針も引き継ぎます。

08 / 相談先と当社の役割

解体の相談から、土地の次の方針へ

内容に合う窓口へ、確認結果をつなぐ

相談したいこと主な相談・確認先
解体範囲、費用、石綿、施工、安全・処理等適切な許可・登録等を持つ施工業者、調査資格者等。環境・労働関係の担当窓口。
所有、共有、相続、意思確認、契約・紛争内容に合う弁護士・司法書士等。借地や担保は契約関係者も確認。
境界・測量、建物滅失等の登記土地家屋調査士、管轄法務局等。権利の登記は対応する専門家へ。
道路・建築、除却等の補助所在地の建築・道路・空き家・補助等の担当行政窓口。
土地・家屋の税、売却等の税務自治体等の税務窓口、税務署、税理士。
管理・活用・売却・住み替え、家族への不動産の方針終活専門不動産等の不動産の相談先。

終活専門不動産がご相談を受けること

「解体すべきか決められない」「遠方で管理が難しい」「建物付きで売る場合と比べたい」等、実家・空き家のこれからの方針をご相談いただけます。手元の資料、名義の分かる範囲、家族の希望、気になる建物の状態をお聞かせください。

先に解体を決めるのではなく、どの確認が次の判断に必要かを整理します。工事、調査、権限、登記、建築、税の判断は対応する専門家へつなぎ、解体する場合も、土地の利用・管理と家族へ残す記録まで見通します。

実家・空き家の解体と、次の不動産の方針を相談する

お問い合わせフォーム / 電話:03-6416-9057(9:00〜18:00)

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所有者や名義、家や土地の現在の状況、今後のご希望を、分かる範囲でお聞かせください。工事の調査・実施、建築・環境・道路の条件、法律・登記・税務は、内容に合う専門家と窓口へ確認しながら整理します。