8050問題と、住まいの終活
親のこれから、子の住まいも。
「自分が入院したら、同居する子の暮らしはどうなるのだろう」「親の年金で生活しているけれど、これからの住まいが心配」。8050問題では、親の高齢化と、成人した子の生活・住まいの課題が重なることがあります。
住まいの終活では、家の名義や売却だけでなく、親が不在になったときの食事、支払い、連絡、家計まで考えます。本人の希望を聞き、親も子も家族だけで抱え込まないよう、地域の福祉・生活支援と不動産の相談をつなげて準備します。
親子の同居そのものを問題と決めつける必要はありません。住まい・家計・日々の生活を支える仕組みを確かめ、親にも子にも必要な支援を考えることが出発点です。
情報確認日:2026年10月8日
終活専門不動産では、家の管理・活用・売却・住み替えや、家族への引継ぎに向けた不動産の方針をご相談いただけます。ひきこもりや生活の支援は地域の相談窓口へ、医療は医療機関へ、年金・給付は担当機関へ、相続・代理・契約の法的判断や登記・税務は対応する専門家へ確認します。
- 住まい
- 生活費
- 相談先
8050問題を、住まいから考える
8050とは、どのような課題?
一般に、80代の高齢の親と50代の子を典型として、親の高齢化と子のひきこもり・生活困窮等が重なり、家庭内の支えだけでは暮らしを続けることが難しくなる課題が「8050問題」と呼ばれています。親と成人した子が同居しているというだけで、全ての家庭がこの問題を抱えているわけではありません。
年齢の数字は、相談するための資格や診断名ではありません。似た困りごとがある場合、親が80代、子が50代になるのを待つ必要もありません。2025年の支援ハンドブックは、支援が必要な本人や家族を対象とし、その状態にある期間を問わない考え方を示しています。
参考:厚生労働省Webマガジン「ひきこもり――誰もが生きやすい社会へ」2026年5月1日、「ひきこもり支援ハンドブック」2025年1月。
親も子も、暮らしを支えてきた一人の生活者
子が親の介護や家事を担っている、親が住居費や食費を負担しているなど、家庭の役割はさまざまです。仕事、心身の状態、人との関わり、家計、家族関係等が重なっている場合もあり、「働いていないから」「親が助けてきたから」と一つの理由に決めつけないようにします。
住まいの相談では、親の負担や希望と、子の希望・安心して暮らせる条件を、それぞれ確認します。
家の話と、生活の話を一緒に整理する
| 確かめる分野 | 住まいに関わる確認例 |
|---|---|
| 日々の暮らし | 食事、買い物、服薬等の管理、家事、郵便や連絡を誰が担うか |
| 家計 | 誰の収入で何を支払い、親の不在時にどの支払いが変わるか |
| 住居 | 持ち家か借家か、名義・契約、修繕、管理、続く費用 |
| 権利と引継ぎ | 所有者、共有者、相続、契約、手続きをする人の権限 |
| 家族以外の支え | 相談窓口、支援者、連絡できる人、緊急時の対応 |
上の表は、当社による整理例です。家の有無に加え、収入、管理、日々の支援を確認します。
親の不在で、暮らしの何が変わる?
入院・施設入所・死亡は、それぞれ違う場面
親が家を離れる場合でも、入院、介護施設への入所、死亡では、収入、支出、権利、必要な手続きが違います。「親がいなくなったら」とひとまとめにせず、場面を分けて備えます。
| 想定する場面 | 暮らしの確認例 | 住まいの確認例 |
|---|---|---|
| 親が入院する | 食事・買い物・連絡・支払いの担当、入院中の相談先 | 家に残る人、郵便や設備、管理会社等への連絡 |
| 親が介護施設へ入る | 親の施設費と子の生活費、支援の分担 | 同居していた子の居住、家の管理、費用の継続 |
| 親が亡くなる | 年金等の手続き、当面の生活費、相談の担当 | 相続・契約、名義、家財、家に住む人との調整 |
| 親も子も支援が必要になる | 別々の困りごとと、家庭全体を支える窓口 | 暮らしやすさ、管理の負担、住み方の選択肢 |
これは当社による確認例です。入院しただけで親の年金が子へ移ったり、死亡時の相続と同じ扱いになったりするわけではありません。親の収入と、親のための費用、子の生活費を分けて確認します。
親だけが知っていることを、少しずつ減らす
家賃や税金をいつ支払うか、どこに契約書があるか、設備が壊れたときに誰へ連絡するか。親だけが把握している内容を、本人の了解のもとで整理しておくと、不在時の確認を進めやすくなります。
資料を全部一度に集める必要はありません。まず、住居の契約・名義、今月の支払い、連絡先、書類の保管場所を短いメモにします。資料を知っていることと、本人に代わって預金や不動産の手続きができることは別なので、権限が必要な対応は契約先や専門家へ確認します。
同居する子の生活と、親の介護を並行して支える
親の介護の相談では、同居している成人の子の生活も心配だと伝えます。親の担当窓口だけで全てを解決するとは限りませんが、家族全体の状況を伝えることで、別の支援窓口との連携を相談できます。
子が介護を担っている場合も、その人だけに役割を集中させず、負担と支援の希望を聞きます。地域包括支援センターは、高齢者や家族介護者の相談を受け、必要な支援につなぐ窓口です。
家族の備えを進める6つの手順
以下は、住まいと生活の確認を進めるための当社の手順です。親と子の希望を聞き、相談しやすい項目から、支援者と一緒に進めることもできます。
親と子、それぞれの希望と困りごとを聞く
暮らしたい場所、安心できる関わり方、今できていること、難しいことを聞きます。親と子で考えが違う場合は、無理に一つの答えにせず、別々の希望として記録します。「まだ話したくない」「今は決められない」ことも含め、相談窓口に伝えます。
日々の暮らしと支払いを、分かる範囲で整理する
食事、買い物、郵便、光熱費、家賃、税金等について、誰が何を担っているかを書きます。親の収入だけでなく、子自身の収入や利用している支援も分けて整理します。当面の食事や住居の維持に困っている場合は、資料集めより先に地域の生活相談へつながります。
家の名義・契約と、ほかの関係者を確かめる
持ち家なら所有者や共有者、借家なら契約者、契約の種類、同居の扱い、管理会社等を確認します。別居の家族、相続に関係する人、保証や緊急連絡の役割も整理します。親の家だから子が全て決められるとは考えず、手続きの権限を確認します。
家族以外の相談先を決め、必要な連携を相談する
親の介護、子のひきこもり、生活費、住居、法律等の困りごとを伝えます。どこから話せばよいか分からない場合は、自治体の福祉窓口等に相談先を尋ねます。本人が相談へ行けなくても、家族から相談できる窓口があります。連絡方法や情報共有の範囲も確認します。
住み続ける案と、住み替える案を具体的に比べる
家の管理、修繕、費用、日々の支援、周囲の環境を比べます。売却を検討するなら、暮らす人の意向と権利、売却できる権限、次の住まいと家計を確認します。買い手や入居先が決まる時期も異なるため、売却・退去を先に確約しないよう予定を組みます。
連絡先・役割・見直す時期を短く残す
困ったときの最初の窓口、支払い・家の管理の担当、資料の場所、次に確認することを記録します。本人の希望のメモと、法的な手続きに必要な準備は分けます。入院や相続、家計の変化等があったら見直し、相談先とのつながりが途切れないよう確認します。
持ち家・借家の権利と契約を確かめる
持ち家は、住んでいる人と所有者を分けて確認する
親の家で長年暮らしていても、子が家全体を所有しているとは限りません。登記等の資料で、土地と建物の所有者、共有者、抵当権等を確かめます。祖父母の名義のまま、土地と建物の名義が違う等の場合は、その経緯も専門家へ確認します。
親が所有する家の売却では、親の意思や、契約する人の権限を確認します。入院した、高齢になったというだけで、同居の家族が自動的に売却を代行できるわけではありません。意思の確認や代理の仕組みが必要なときは、具体的な状況を法律の専門家へ相談します。
親の死亡後、同居していた子だけで相続が決まるわけではない
相続人、遺言、財産と負債、遺産分割等を確認します。別居している子等も相続に関係する場合があり、誰が住むか、誰が所有するか、費用をどう分担するかは同じ問題ではありません。
家全体を売る場合は、所有や共有の状況、関係する人の意向と必要な手続きを確かめます。「同居していたから全部自分の家」「親が亡くなったら、ただちに出なければならない」と自己判断せず、個別の権利関係と居住の扱いを専門家へ相談します。
相続登記は義務化されています。具体的な期限や必要な対応、遺産分割がすぐできない場合の扱いは、法務局・司法書士等へ確認します。相続放棄等も検討する場合は、財産の処分や期限について早めに専門家へ相談します。
参考:法務省「不動産を相続した方へ」、相続登記の申請義務化に関するQ&A。
借家は、親の死亡だけで必ず契約が終わるとは限らない
一般の普通建物賃貸借・定期建物賃貸借では、契約期間中に借り主が死亡しても、賃借権は相続の対象となります。一方、終身建物賃貸借等には死亡により終了する契約があり、公営住宅等では別の承継条件が設けられています。
住み続けられるかを考えるときは、契約の種類、相続人、同居の扱い、家賃の支払い、必要な届出等を確認します。「親の名前の契約だから無条件に退去」「同居しているから何もしなくてよい」と決めつけず、貸し主・管理窓口と、必要に応じて法律の専門家へ相談します。
参考:国土交通省「契約終了・残置物処分に係る法的問題と対応」、終身建物賃貸借標準契約書。公営住宅の例:JKK東京「名義人が死亡し、他に同居者がいる場合」。条件は住んでいる住宅の担当窓口へ確認します。
所有・契約ごとに、調べることを分ける
| 住まいの状況 | まず確認する資料・相手 | 整理する内容 |
|---|---|---|
| 親が所有する持ち家 | 登記等の資料、親、対応する専門家 | 所有・共有、親の意思、代理の権限、費用と管理 |
| 親の死亡後の持ち家 | 遺言、財産等の資料、相続人、法律・登記の専門家 | 相続、居住の扱い、費用の分担、今後の方針 |
| 親が契約する借家 | 賃貸借契約書、貸し主・管理窓口 | 契約の種類、同居、承継・届出、支払い、連絡先 |
売却を先に決めず、次の暮らしまで確認する
売却代金を誰が受け取り、誰の生活や介護に使えるかも、所有関係や相続等によって変わります。必要な権限と支出の扱いを確認します。
| 売却や転居を検討する前の確認 | 整理する内容 |
|---|---|
| 意向と権利 | 所有者、暮らす人、共有者・相続人等の意向と手続き |
| 次の住まい | 本人が生活できる条件、入居条件、必要な支援と時期 |
| 家計 | 売却に伴う費用、次の住まいの費用、手元資金と支援の確認 |
| 移行の段取り | 住まい探し、契約、引越し、家財、日々の支援の引継ぎ |
家を小さくする、必要な部分だけ改修する、管理を頼む、住み替える等も比較できます。どの家でも売却・賃貸ができるとは限らないため、相場や建物の状態、条件を調べて具体化します。
親の年金と、これからの家計・支援
親の老齢年金が、子へそのまま継続するわけではありません
親が亡くなった後も、親が受けていた老齢年金を子の生活費としてそのまま受け取り続けられる制度ではありません。遺族年金は別の制度で、加入状況、遺族の続柄・年齢等の要件があります。50代の子というだけで、親の遺族年金を受け取れると考えないようにします。
亡くなった月分までの年金等について、一定の遺族が請求する「未支給年金」もあります。これは今後ずっと受け取る年金ではありません。死亡後の年金手続きと、受け取れる給付の有無は年金事務所等へ確認します。
参考:日本年金機構「年金を受けている方が亡くなったとき」、遺族年金の受給要件。
親の費用と、子が暮らす費用を分けて見えるようにする
親の施設費等が増える場合には、同居時と同じ金額を子の生活費に充て続けられるかも確認が必要です。「家は残るから大丈夫」と考える前に、日々の生活費と家の維持費を整理します。
| 家計の項目 | 確認例 |
|---|---|
| 収入 | 親と子それぞれの年金、給与、その他の収入や利用している給付 |
| 毎月の生活費 | 食費、光熱費、通信、日用品、交通等 |
| 住居費 | 家賃、ローン、管理費、修繕積立金等 |
| 毎年・不定期の費用 | 税金、保険、設備交換、点検・修繕等 |
| 親の医療・介護等の費用 | 入院、介護サービス、施設等の本人負担と支払い方法 |
| 当面の不足や滞納 | いつ、何の支払いが難しいか、相談先と確認事項 |
これは当社による家計整理の例です。分からない項目は空欄のまま相談し、支援者と確認できます。給付の可否や金額、本人に代わる支払いの権限は担当窓口へ確認します。
生活の相談では、住まいと家計の支援を一緒に尋ねる
生活困窮者自立支援制度には、自立相談支援や家計改善支援等があります。生活の不安、家計、住まい等を地域の相談窓口へ伝え、必要な制度や支援を一緒に確かめます。家賃や転居等に関する給付も、利用には要件があり、誰でも自動的に受け取れるものではありません。
「親が入院して支払いの状況が分からない」「将来、住居費が足りなくなるかもしれない」といった段階でも、相談先を確認しておくことが役立ちます。生活に困っている場合は、家を売り終えてから相談する、と順番を固定しないようにします。
参考:厚生労働省「生活困窮者自立支援制度」、各種相談窓口・融資・給付制度等の案内。
持ち家があっても、生活保護の相談・申請をあきらめない
厚生労働省は、持ち家がある人でも生活保護を申請でき、居住用の持ち家の保有が認められる場合があると案内しています。利用できる資産の活用等は確認されますが、家があるだけで一律に対象外とはいえません。
反対に、親名義の家で暮らしていれば、必ず受けられるということでもありません。世帯、収入、資産、居住の状況等を福祉事務所へ伝えて確認します。必要な書類が全部そろっていなくても申請できることも、公式に案内されています。
参考:厚生労働省「生活保護を申請したい方へ」。当社は受給資格を判定せず、地域の窓口への相談と不動産の条件整理を分けて進めます。
家族の状況に合わせた3つの想定例
以下は、確認の進め方を説明するための当社による想定例です。実際の相談事例や支援の成功例ではなく、同じ方法で結果が出ることを保証するものでもありません。
想定例① 親が入院し、持ち家に成人の子が残る
80代の親と50代の子が同居し、親が買い物や支払いの多くを担っています。親の入院で、子は食事の準備と公共料金の確認に困るようになりました。家の売却より先に、当面の暮らしをどう支えるかが課題です。
親の入院先の相談員や地域包括支援センターへ、家に残る子の生活も心配だと伝えます。子の希望と困りごとを確認できる方法を相談し、食事、連絡、家計の支援窓口を探します。不動産の相談では、家の維持費と管理、連絡先を整理します。
親が退院できるか、家でどのような支援が必要かによって住まいの案は変わります。子だけへ役割を集中させず、支援と家の条件を並行して確認します。
想定例② 親の死亡後、同居する子と別居のきょうだいが家を考える
親が亡くなり、50代の子は住み慣れた家に残りたいと希望しています。別居するきょうだいは、相続と家の維持費を整理したいと考えています。居住の希望と、所有・相続の手続きを分けて話すことが必要です。
法律・登記の専門家へ、相続人、遺言、財産・負債と必要な手続きを確認します。一方で、暮らす人の収入、家の費用、日々の支援を地域の相談窓口と整理します。家に住む人がいることを前提に、保有、管理、住み替え等の条件を比べます。
不動産の相談では、家の市場性や管理・住み替えの情報を整理します。遺産の取得や居住の権利は、関係者の話合いと専門的な確認につなげます。
想定例③ 親名義の借家で暮らし、本人は相談へ行くことが難しい
親が契約する借家で成人の子が暮らし、将来の家賃や契約が心配になっています。子は人との面談に不安があり、親だけが最初に相談したいと考えています。
親からひきこもり地域支援センター等へ相談し、本人が話しやすい連絡方法や、家庭での関わり方を尋ねます。住まいについては、契約の種類、同居の扱い、親の不在や死亡時の手続きと支払いを管理窓口へ確認します。
別の住まいを探す必要がある場合も、相談に行けないことだけで引越しを急がせず、本人の希望、入居条件、生活費、必要な支援を整理します。家族からの相談と、本人との接点づくりを並行して考える例です。
よくある質問
80代の親と50代の子が同居していたら、8050問題ですか?
同居や年齢だけで決めつけるものではありません。生活が続けにくい、家計や介護に困っている、家族以外へ相談しづらい等の課題を確認します。親子が役割を分担して暮らす家庭もあります。似た不安があれば、特定の年齢になる前から相談できます。
本人が相談へ行けなくても、親やきょうだいだけで相談できますか?
ひきこもり地域支援センター等では、家族からの相談も受け付けています。まず家族が困っていることを話す方法があります。本人への連絡や情報の共有をどう進めるかも相談し、本人を無理に連れて行くことを相談の前提にしないようにします。
親が亡くなったら、親の年金で子は暮らし続けられますか?
親の老齢年金が、そのまま子に継続して支払われるわけではありません。未支給年金や遺族年金は別の制度です。実際に請求できるものと手続きは年金事務所等へ確認し、子自身の収入や生活の支援、家の費用を整理します。
親の持ち家に同居している子が、その家を全部相続しますか?
同居していたことだけでは決まりません。相続人、遺言、財産と負債、遺産分割等を確認します。住み続ける希望、所有、費用の負担を分け、法律・登記の専門家と関係する人へ相談します。家族間で権利の対立がある場合も、不動産の査定だけで結論を出さないようにします。
親が契約する借家は、親が亡くなったら必ず退去しますか?
一律ではありません。一般の賃貸借の相続、死亡で終了する契約、公営住宅等の承継条件を分けて確認する必要があります。契約書を確かめ、貸し主・管理窓口と、必要に応じて法律の専門家へ相談します。家賃や必要な届出の確認も続けます。
家を所有していたら、生活保護は利用できませんか?
持ち家がある人でも申請でき、居住用の家の保有が認められる場合があります。受給の可否は収入・資産等の条件を確認するため、福祉事務所へ相談します。「家があるから相談できない」「家を売れば必ず受けられる」と自己判断せず、生活と不動産の状況を伝えます。
家を売れば、8050問題は解決しますか?
売却だけで日々の暮らしや支援まで決まるわけではありません。売却する権限、暮らす人の希望と権利、次の住まい、費用、必要な生活支援を一緒に確認します。住み続ける、管理を頼む、改修する等も含めて、具体的な条件を比べます。
働けるようになることを、最初の目標にしなければいけませんか?
本人の状況や希望によります。厚生労働省の2025年の支援ハンドブックは、社会参加や就労だけを支援のゴールにしない考え方を示しています。相談先とのつながり、安心して暮らせる環境等も含めて考えます。当社は就労や医療の支援機関ではなく、住まいの方針を整理する役割です。
相談先を分け、住まいと生活を一緒に支える
一つの窓口で全てを決めず、必要な支援をつなげる
親の介護、子の生活、家計、不動産、相続等では、相談先の役割が違います。困りごとが重なっているときは、その全体を伝え、関係する窓口との連携を相談します。窓口の名称や支援内容は地域により異なるので、お住まいの自治体等で確認します。
| 相談先 | 主な相談内容 | 伝えるとよいことの例 |
|---|---|---|
| ひきこもり地域支援センター等 | 本人・家族の相談、関わり方、地域の支援 | 相談しやすい方法、家族の困りごと、今のつながり |
| 自立相談支援機関 | 生活、家計、住まい等の困りごとの整理 | 収支、滞納、住居の状況、親の不在時の不安 |
| 地域包括支援センター | 高齢の親や家族介護者の相談 | 親の生活、介護、同居家族の状況と負担 |
| 福祉事務所 | 生活保護の相談・申請 | 世帯、収入、資産、住居、当面の生活状況 |
| 年金事務所等 | 年金の死亡手続き、未支給・遺族年金等 | 親の受給や加入状況、遺族との関係、確認したい手続き |
| 貸し主・管理窓口 | 借家の契約、同居、承継等の手続き | 契約書、同居者、支払い、居住の希望 |
| 法律・登記・税務の専門家 | 相続、共有、代理、契約、登記、税務 | 名義、家族関係、財産・負債、希望と権利上の確認事項 |
| 終活専門不動産 | 家の管理・活用・売却・住み替えの方針 | 所在地、利用状況、管理の負担、本人の希望 |
窓口表は、このページで案内した制度・役割を当社が整理したものです。医療や心身の状態については医療機関等へ相談し、当社は診断、年金・給付の資格判定、相続や居住の権利の法的判断を行いません。
公的なひきこもり相談窓口を探す / 生活の困りごとの相談を調べる
最初の相談では、分かる範囲で話せばよい
「同居する親子の住まいが心配」「親だけ、きょうだいだけで相談したい」「家はあるが生活費が不安」と伝えるところから始められます。家の資料や、将来の結論が全部そろうのを待つ必要はありません。
親と子が別々に話したい場合も、その希望を伝えます。本人への連絡の方法、情報を誰と共有するかを確認し、家庭の事情を決めつけずに相談できる形を考えます。
終活専門不動産への住まいの相談
住み慣れた家で暮らし続けるには、管理、費用、支援をどう整えるか。住み替えるなら、今の家と次の暮らしをどうつなぐか。本人の希望を聞き、家族と相談先の役割を確認しながら、不動産の方針を整理します。
売却を決めていない段階でもご相談いただけます。福祉や生活の相談と並行して、家の条件を整理します。
親子のこれからと、住まいの方針を相談する
お問い合わせフォーム / 電話:03-6416-9057(9:00〜18:00)
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一緒に考えませんか。
親子の住まいの今後をどうするか。親が入院したときの連絡や支払いをどうするか。将来の暮らしに向けて、家の管理や不動産の引継ぎをどう考えるか。ご本人やご家族の希望を伺い、住まいの管理・活用・売却や住み替えの方針を整理します。まだ決まっていなくても、ご相談いただけます。
終活専門不動産では、家の管理・活用・売却・住み替えや、家族への引継ぎに向けた不動産の方針をご相談いただけます。ひきこもりや生活の支援は地域の相談窓口へ、医療は医療機関へ、年金・給付は担当機関へ、相続・代理・契約の法的判断や登記・税務は対応する専門家へ確認します。